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平和への眼差し

この記事のタイトルは、
最新のポストカードのタイトルでもある。

先月タイを訪れたときに撮った、
バンコク市内の公園でお母さんと遊んでいた子の写真。


IMG_5687.jpg



タイに行く前、
タイでも、
親が自分の子の両手両足を切断して見世物小屋に売りつける、
そういうことがある、という話を聞いていた。

ボクは、その話が脳裏から離れず、
だからこそ、というわけではないが、
子供の写真を、できるだけ沢山撮ろうと決めていた。



現在のタイには、
少なくとも、ボクが見たタイには、
かなしい顔をした子供はいなかった。

みな、ボクがカメラを構えると、
慣れた笑顔でこちらを向いてくれた。

もっと小さい子は、
これはなかなか難しい。
物珍しい物体を目の前にして、ほんの少しの間だけ興味を示してくれるが、
すぐに飽きてしまう。そっぽを向いてしまう。
たぶん、子供を撮るプロは、その、
ほんの少しの時に、シャッターを切れるのだろう。

そんな風にしていて、
さあ、この旅も残り1日だ、という日の夕暮れ時、
宿のそばを散歩しているときに、
この子に出合った。



彼は、じっと座って、こちらをのぞいた。
急いでカメラを構え、シャッターを切った。
ダメだ、やはりブレている。
諦めて、構えたカメラを下ろそうとした。

しかし、彼はその後もじっと、
レンズに、その眼差しを向け続けた。
そのままだよ、そのままだよ、と言い続け、
少しだけ、一歩だけ左に動いて、またシャッターを押した。


夕陽が木の枝に当たって、その陰が彼の顔に少しだけ、うつった。

この時、見世物小屋の話が、ふと頭の片隅に触れた。



日本に生まれて、育って、こうしていると、
平和という言葉は、なんだか違う世界のもののようで、
正直なところ、ピンと来ない。



彼が、その陰を背負いながらもまっすぐ先を見つめる眼差しに、
なんとなく、平和という言葉を理解したような気がした。





彼の眼は、くもりのない純粋な眼だった。











次回作到着店長 小田


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厳選本格焼酎をはじめ
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あたたかいお料理を

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