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奄旅~喜界島

5、6年前、はじめて行った奄美大島。

そのきっかけは、
当時勤めていた、味彩の元2号店『ajisai』で出合った
奄美大島の『龍宮』と『長雲』だったので、
それだけで満足でした。
まだ、喜界島の『朝日』は扱っていなかったのです。

しかし、そのとき、奄美大島のある酒屋さんに

「喜界島は行かれないのですか?
 喜界島は良いですよ。
 『朝日』の喜禎さんは、イキでイナセで、
 熱い男です。
 良い酒造ってます。
 ぜひ喜界島にも行ってください。」

と言われてしまい、
帰京後、その言葉が頭から離れず、
悶々とした日々を送っていたのです。


実は、
ボクが、生まれてはじめて飲んだ黒糖焼酎は、
喜界島・朝日酒造さんの『朝日』でした。


10年くらい前。
当時ボクは、洋酒のみを扱うバーテンダーだったので、
焼酎のことは、よく分かりませんでした。
というか、分かろうともしなかった。
いや、そんな余裕は無かった。

そんな中、バー業界でも
当時、ブームと言われていた焼酎を知ろうと、
バックバーの片隅に、焼酎を並べる店が出てきました。
ボクが勤めている店も、そうでした。

芋と麦が3種程、黒糖はひとつ。
それが、『朝日』でした。


最初の印象は、たしか、面白い、でした。
しかし、
それ以上の興味を示すことはありませんでした。
脳の作りが、お酒に関しては、完全に外人だったのですね。


さて、
帰京後、数年ぶりに『朝日』をいただきました。
その瞬間、酒屋さんの言葉がよみがえりました。

「イキでイナセで、熱い男。」

ボクはさらに加えました。

「奥ゆきのある優しさを備えている。」


そうして、わずか数ヶ月後には
喜界島の地に降り立っていたのでした。


さて、そろそろ本題に。



奄美大島から、セスナ機?なプロペラ機で
IMG_3185.jpg

わずか20分程。
飛行時間は5分くらい。
離陸したと思ったら着陸してます。
水平飛行時間は、0,5秒くらい。
その、貴重な水平飛行の瞬間を動画でとらえたので、
そのうちご紹介します。


ただいま、喜界島。
バス停じゃないよ、飛行機停だよ。
IMG_3187.jpg


初日は、昼食をいただいた後、
車をお借りして島一周のドライブ。


まずは、前回、嫁と来た時に素潜りした、
島の一番上、"ハワイ"と呼ばれるビーチへ。
IMG_3212.jpg

ここは、いつ来てもプライベートビーチ。
また夏に来たいです。


さあ、時計回りにグルーっと行って……
行く手を阻む、サトウキビ。
IMG_3223.jpg

そろそろ、今期のキビ狩りは終了です。


どこ行きたい?と嫁に聞くと、即答、
「珊瑚の石垣のとこ!」

前にも連れて行ったのですが、
嫁の、喜界島一のお気に入りらしい、
阿伝という集落の石垣の小径。

世界中を旅している、小径好きな嫁の言葉を借りるなら、
「こんなに素晴らしい小径は、ない。」

IMG_3242.jpg

車を止めて、ゆっくり散歩。

ボクも、大好きなところです。
IMG_3225.jpg


IMG_3226.jpg


IMG_3229.jpg


IMG_3231.jpg

以前は、島中に珊瑚の石垣があったそうですが、
今は、
ここ阿伝を含めて3つの集落に残されているだけだそうです。


昔、喜界島がもっと裕福だった時代、
エラい方たちは、こんなにも高い石垣を積んだそうです。
IMG_3337.jpg

敷地内は今は廃墟と化し、歩くのも困難なほどでした。


さて、車に戻り、島の一番下へ向かいます。
右良し、左良し、前も後ろも良し。
IMG_3241.jpg


一番下の目的は、『朝日』の島で見る夕日。
直前まで雲がかかっていたのですが、
まあ、行くだけ行ってみようと
夕日の見える遊歩道まで向かうと……

日頃の行いが良かったのかな?
素晴らしい夕日を拝めました。

IMG_3278.jpg

うっすら見えますかな?
奄美大島に沈む夕日。
IMG_3279.jpg


さて、夜はもちろん、朝日。夜だけど朝日。
アテはもちろん、喜界島と言えばヤギ肉。
IMG_3291.jpg

これ、味彩でもやります。

他、たくさんいただきましたが、
朝日酒造さんとの話が盛り上がり過ぎて、
写真撮るのを忘れてました。
話の内容?もちろん、ここには書けません。

明日は山登りをしよう、ということで
早めに切り上げました。
早いと言っても午前様ですが。


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ちなみに、喜界島では、焼酎といえばお湯割り。
奄美大島では、ほとんどがロックか水割りです。
これ、なぜだと思いますか?
ヒントは水。

そう、喜界島は珊瑚の島で水は硬水。
そのまま飲むとおなかを壊してしまうほどの硬さなので、
仕込み水も飲料水も軟水化したものが使われています。

しばらく、その理由は謎だったのですが、
喜界島と同じ珊瑚の島・沖永良島でも
お湯割りの文化があると聞いて納得しました。
水を煮沸するというような意味合いで、お湯を使うのです。

朝日酒造さんが造るのは、
黒糖も焼酎も優しく繊細です。
なので、その香味を壊さないように、
"ぬるめ"のお湯に、"ゆっくり"焼酎を注ぐのが
おいしく飲むコツです。
もちろん、ロックや水割りでもおいしく飲める方法があります。
これは、バーテンダーならではの技も入ります。
お試しください。

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山登りといっても、喜界島は平坦な島で
山という山はないのですが…

早起きして、朝日酒造さんの朝礼に参加した後、
この日は、朝日酒造の観光部長?さんにお世話になり、
島の方にも知られていないような
マニアックなスポットに連れて行っていただきながら
(次回ご紹介)、
さあ、前日の阿伝集落から、
以前は生活の道だった山道、いや、丘道を登りました。
朝日酒造さんにとって、これをやるのははじめてという試み。
わくわくどきどき、前日のお酒もきれいに抜けてます。

僅か20分程ですが、
今はほぼ人が入らない道だそうで、足下が不安定で、
なかなか良い運動になりました。
いくら上に登っても、そこにある岩は珊瑚岩。
隆起珊瑚の島なので当たり前のことなのですが、
不思議な感じ、でした。

IMG_3318.jpg


再び車に戻り、次なる目的地へ。
……ふと、車の速度が落ちる。

「ほら、あそこ。サシバです。
 警戒心が強いので、ここまで。」

IMG_3328.jpg

サシバは喜界島の鳥ではありませんが、
サトウキビ畑に撒かれる、
地下ダムからあがる水を放つスプリンクラーに止まるサシバは、
この島ならではの光景といえるでしょう。


喜界島の道を走っていると、
突然現れる謎のオレンジ線。
この正体は、『東経130度子午線』。
ここより東の海は太平洋、
西は東シナ海という境界線でもあります。

なので、喜界島より西にある奄美大島は、
正確には、東シナ海に浮かぶ島、ということになります。


この線上を歩く嫁。
IMG_3332.jpg

アビーロード・喜界島バージョン風。



そうこう走行しているうちに、
奄美大島に戻る飛行機の時間が迫ってきました。

「天気がいいから、ビーチでランチしましょう」

ということで、
近所のスーパーでお弁当を買って、
空港近くのスギラビーチへ。
IMG_3353.jpg


こんなことを日常的にできる地元の学生さんたち、
羨ましい…
IMG_3356.jpg


この後、前回ご紹介した製糖工場に行き、
いつも通り、ギリギリのチェックイン。


最初から最後まで、朝日酒造さんにお世話になりっぱなしでした。

機内に乗り込み、ふと窓の外を見ると、
いつまでも大きく手を振ってくれている朝日の皆さん。




「奥ゆきのある優しさを備えている」


ボクの味覚は、間違っていなかった。






今回の訪喜界の目的は、もうひとつありました。
それはまた次回に。

今回は、いわゆる目玉スポットには行きませんでした。
これであなたも喜界島マニア、ということでお許しください。











喜界島の歴史本を読みあさっている店長 小田


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楽しいお酒と
あたたかいお料理を

自由が丘 味彩の
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